エアコンは移設してもガスはなくならない
引越しなどでエアコンを移設する際に業者に「移設するとガスがなくなるから入れ直さなくてはいけないからガス入れ費用もかかる」と言われたことがある人もいると思いますが、それはウソです。エアコン移設時の工事やだまされてしまう背景を解説します。
エアコンを取り外す時はポンプダウンする
エアコンには冷媒ガス(単に「ガス」と言われることもある)が室外機に封入されており、、室内機と配管で接続された後にガスを解放することで室内機、配管、室外機を循環し冷暖房が使えるようになります。
エアコンを取り外す時には「ポンプダウン」と言う、ガスを室外機に戻し閉じ込める作業を行います(エアコンが壊れている場合にはポンプダウンできません)。稀に、壊れてもいないエアコンを取り外す際に「エアコンを取り外すとガスが漏れます」と言うような業者がいるようですが、間違った知識・作業を覚えているか、追加費用をせしめようとしている業者なので工事は実施させないようにしましょう
だます業者、だまされるお客様
ポンプダウンを知らないような業者はほぼいないと思うので、「エアコンを取り外すとガスが漏れます」と言う業者は99%だまそうとしています。そのような業者はガス補充の必要性を訴え、基本工事費用以外にガス補充費用がかかることを説明してくるはずです。
実際、技術的なことなどほぼわからず、だまされてしまったお客様もいます(特にインターネットが出る前はそんな情報を知ることはできなかった)。
ではなぜ業者はお客様をだますのか?それは単に売り上げをあげたいから。例えば、引越しの際にお客様が引越し会社に引越し作業と合わせてエアコンの移設工事も依頼すると、エアコン工事は外部の下請け工事業者に丸投げされます。この時、エアコン工事業者がもらえる工事費用は極めて低いことが多く、ほぼ利益が出ません(赤字のこともある)。そこで、お客様をだますことで少しでも売り上げ・利益をあげようと考える業者が出てきます。
だまされないためにお客様ができることとは?
業者の選び方を間違わなければ、だまされるリスクはグッと減ります。
いまだに多くの方が「大手だから安心」「全国対応だから安心」という理由で家電量販店で購入・工事したり、引越し会社や全国対応を謳う工事業者に依頼していますが、割合的にトラブルの多くはこのパターンで依頼した場合に起こることが多いです。
もはや、親会社や親方も自分たちの利益のために末端の工事職人がお客様をだますことを黙認していることもあります。ネット上にクレームや悪い口コミを書かれた親会社が自作自演で良い口コミだけ掲載したサイトをインターネット上にあげていたこともありましたね。
なので「どんな業者に頼めばいいですかね?」と聞かれたら、「下請け職人を使っておおらず、問い合わせ時の対応から施工まで自社で完結する会社・業者」と答えます。
こう言うと「自分のところを勧めたいだけだろ」と思われるかもしれませんが、当方も家電量販店やホームセンター、その他色々な場所でエアコン工事を請け負ってきた経験があるからわかります。もしエアコン移設含め、工事を希望の場合には最初から一社に絞らず、何者か相談や見積もりを取ったら上で検討された方がいいと思います。その一つの候補に霧島エアコンもあげていただければ嬉しいです。