エアコン工事料金は各現場見積もりが必要
いきなり、「エアコン取り付けいくらですか?」「15000円でエアコン取り付けしてもらえますか?」などと聞いてくる方、結構多いです。しかし、現場状況等をヒアリングしなければいくらで工事できるかなんてわかりません。なぜなら、各現場設置環境も違えば取り付けるエアコンも異なるからです。
でも、「何を調べたらいいかわからない」っていうのが多くの方が思うことだと思います。そこで、エアコン取り付け工事依頼前のチェックリストで説明していきますので参考にしてください。
- エアコンの型番
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エアコンは機種によりその機能に合わせた設置をしなくてはいけません。能力により配管の太さも変わってくるため型番の情報は必須です。
最近ですと多機能エアコンも増えたためスタンダードエアコンに比べ施工も難しいケースも増え、標準工事内容ではおさまらない現場も多くなりました。
- 配管穴の有無
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室内機と室外機をつなぐ配管を通す穴が壁にあいていない場合には穴あけ作業が必要です。
穴あけ作業も穴の深さ、壁の材質によって費用も変わるので配管穴がない場合には壁(内壁、外壁)の材質も確認しておくようにしましょう。
なお、賃貸などで壁に穴が開けられないけどエアコンを設置したいという場合には「窓パネル」という専用部材があります。ご相談ください。
外壁の素材例:窯業系サイディング、金属系サイディング、モルタル、ALC,コンクリートなど
- 室外機の設置場所
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ベランダに直おき、地べたに直おき、壁面金具の上に、頭上金具の上に、屋根の上に、など、室外機の設置場所および設置の仕方について確認しておいてください。室外機の設置場所や設置方法によって工事料金は大きく変わることも多いです。
- 配管化粧カバー
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配管に化粧カバーの施工を希望するかどうか事前に確認してください。
化粧カバーは必須なものではありませんが、配管の保護、美観上の観点から施工を希望する人も少なくありません。材料の準備もありますので、現地で急にお願いされてもその場で対応できないこともあります。
室内配管カバーはホワイト、室外配管カバーはアイボリー、ホワイト、ブラック、ブラウンの色があります。
- 専用コンセントの有無
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エアコンは消費電力が他の家電より大きいため、エアコン専用のコンセントが必要になります。エアコン専用コンセントがない場合にはブレーカーから電線を引っ張り新しくコンセントを作る作業(これを増設作業と言います))が必要です。
100V仕様のエアコンでは専用コンセントが100%必須という訳ではありませんが、200Vで仕様のエアコンでは必須です。
また、専用コンセントはあっても取り付けるエアコンの電圧と異なる場合には電圧切替作業・コンセント交換作業が必須です。
上記の項目は最低限確認いただきたい点です。その他より詳しい状況やご希望の仕上げ方などがありましたら、その点もお伝えくださればより正確なお見積もりの提示が可能です。
インターネットで検索しすぐにヒットする会社では、エアコンの型番や詳しい現場状況も聞かずに「〜だいたいこれくらいになるかと思います。」と安い金額で案内しておいて、いざ工事当日、現場確認後に追加費用を請求する手口を行なっていることもあります。安くできるかと思ったら結局高くついてしまったというお客様も多いです。
ちゃんと見積もりするにはお客様もご協力が必要です。