エアコン工事の豆知識|真空引き、穴開け、配管などの疑問にお答え!

問合わせ

エアコン工事における豆知識。工事前に確認しておきたい

  • 真空引き作業について
  • 配管スリーブ穿孔作業について
  • エアコン工事における電気工事について

・真空引きについて

エアコン工事における真空引きとは、配管内を冷媒ガスのみで満たすために配管内の空気(水分)を除去しする作業のことを言います。

超低温の冷媒ガスと空気中の水分が混ざると水分が氷となり、コンプレッサーやキャピラリーなどで詰まり、不具合・故障の原因となってしまうことがあります。メーカーからも指定の作業内容ですので設置業者は必ず行わなくてなくてはいけません。通常(ほとんどの業者)は電動式の真空ポンプを使用しますが、中には簡易式・手動式のポンプを使用する業者もいます。なるべく電動式で行ってもらえる業者をあたりましょう。

・配管穴(スリーブ)穿孔作業について

エアコン設置には配管パイプを外に出すために、壁に穴(通称:スリーブ、直径65mm程度)が必要です。

スリーブが無い場合にはエアコン工事業者や工務店、コア屋にて穿孔作業を行う必要があります。特に戸建て・アパートでは柱や筋交い(ブレース)がそのスリーブ位置と干渉することがあります。だからと言って柱や筋交いを切って穴をあけることはできません。位置を調べ、把握した状態で問題ない位置への穿孔が必要です。

注文住宅では特殊な構造をしている住宅も多く、建築途中にエアコン設置予定の場所を写真で撮っておくことや、工務店にて穴開け可能ヶ所に印をつけておいてもらうなどの対策が必要な場合があります。

・電気工事について

コンセント交換

基本的に家庭のコンセント形状は4種類あり、エアコンの電源プラグも4種類あります。コンセント形状が異なるとエアコンのプラグがささらないので、コンセント交換が必要です。「専用コンセントがどのような形状か」「200Vと赤字で表記あるか」を確認しましょう。(当社:コンセント交換・2000円)

電圧変更について

100V(ボルト)と200Vで動作するエアコンがあります。専用コンセントの電圧がエアコンの使用電圧と異なる場合には分電盤での電圧変更作業が必要です(当社:電圧切り替え作業・2000円)。

100Vから200Vに切り替える際、既存の安全ブレーカーが200V対応でない場合にはブレーカー交換も必要となります。